夜に煙草を吸うと、不毛な事を考える系

煙草吸ってたら何となく思いついたので書いてみる。
こんな事リアルじゃまず言わないから、こういうチラシの裏にでも書かないとね。



犠牲は時に供物であり、代償であり、損失でもある。


どのような生物も何かしらの犠牲を無くしては生きていくことは出来ない。
時には何かと争い、その果てに滅ぼす。


まあ何て利己的なのだろうとも考えるがそれは仕方のない事だろうとも考える。
誰だって自分が死ぬよりかは自分以外の何かを犠牲にする事を選ぶだろう。


家族や恋人は自身の「自分」の領域の大きさによっては自分、自分以外の何かにもなりうる。
「自分」の領域が小さすぎるのも薄情だが、大きすぎるのも問題だ。


一般的に「自分」の領域が自身の器量に見合わない程大きい人間は「偽善者」と呼ばれる。


前にも書いた覚えがあるが
純粋な善などというモノはこの世には存在せず、偽善しか無いと考えている。


何故なら自身の「善い行いをしたい」という欲求を満たすための善行であれば
それは自分の欲求の為の善行な訳で、「善」ではない。


そうでないのであれば「あいつは偽善者だ」と後ろ指をさされる訳だ。


結局はどのような行いも受け取る人によっては偽善として解釈されてしまう。
俺のようなひねくれた人間が存在する限りは。


一般的に用いられる「善」という言葉は「良い偽善」である。
しかし偽善という言葉のイメージの悪さから、偽善という言葉が前向きに使われる事は少ない。

それ程悪い言葉では無いと思うのだけれど。



少し話が逸れてしまった。



犠牲は時に供物であり、代償であり、損失でもある。
そして供物は未来、代償は現在、損失は過去でもある。


犠牲をどう捉えるかは人によって違うのは言うまでも無いだろう。
それぞれの人間性によって犠牲に対する考え方には違いが生まれる。


ただなるべく損失として考えるのではなく、供物として考えて貰いたい。


何故なら損失は過去であり、後ろ向きだからだ。


勿論強要するつもりは無いが、「供物」と考えた方が随分気が楽になるのでは？
せめて「代償」と捉えるだけでもかなり変わってくるだろう。


ちなみに代償とは損失の埋め合わせであるから、損失よりも一歩先のフェーズだ。


どうせ払わなければならない犠牲があるのだから
前向きに考えたほうが犠牲も払い甲斐があると思うのだけれど。



言わずもがな、犠牲は少ない方がありがたい。



↑犠牲の上に座っている神


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